60代女性、乾癬の施術例

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皮膚に赤みや盛り上がり、銀白色の鱗屑(フケのような皮膚のはがれ)が現れています。

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ほとんど赤みも盛り上がりもなくなりました。

乾癬(かんせん)は、皮膚に赤みや盛り上がり、銀白色の鱗屑(フケのような皮膚のはがれ)が現れる慢性的な皮膚疾患です。

免疫の異常によって皮膚のターンオーバー(新陳代謝)が通常よりも早く進み、未成熟な皮膚細胞が表面にどんどん積み重なっていくことで発症すると考えられています。

かゆみや見た目の不快感だけでなく、慢性的に繰り返すことが多いため、患者さんにとっては生活の質を下げる大きな悩みとなります。

乾癬の一般的な治療法としては、皮膚科でのステロイド外用薬やビタミンD外用薬、光線療法(ナローバンドUVBなど)、さらには免疫抑制剤や生物学的製剤を用いた薬物療法が行われます。

これらは症状を抑える効果が期待できますが、長期的な使用による副作用や、薬を中止すると再発してしまうケースも多く、根本的な完治が難しい疾患とされています。

今回の症例は、後頭部、腕、お尻にかけて乾癬の症状が現れていた方です。

初診時は赤みが強く、広範囲に厚みのある鱗屑が重なっている状態でした。

一般的な薬物治療では改善が乏しかったため、当院での施術を選ばれました。

当院では、乾癬の根本には「自律神経の乱れ」や「血流の滞り」「免疫バランスの不安定さ」が関与していると考え、背骨や骨盤を整えることで全身の神経伝達をスムーズにし、自然治癒力を高めるアプローチを行っています。

特に乾癬の方はストレスの影響を強く受けやすいため、施術を通してリラックスできる状態をつくることが重要です。

この方には週2回の施術を継続していただきました。

施術を始めて1〜2ヶ月ほどは赤みやかゆみの波がありましたが、3ヶ月を過ぎたあたりから皮膚の盛り上がりが薄くなり、鱗屑の量も減少してきました。

さらに6ヶ月後には、赤みがほとんど引き、乾燥した部分がわずかに残る程度まで改善しました。写真でもご覧いただけるように、初期の炎症が強い状態から、皮膚が落ち着いた状態へと変化していったのが分かります。

もちろん乾癬は慢性的な性質を持つため、今後も再発予防や体調管理は必要になります。

しかし、このように施術によって免疫や自律神経のバランスが整い、薬に頼らなくても症状がコントロールできるようになる例は少なくありません。

乾癬でお悩みの方は「もう一生このまま付き合うしかない」と思われがちですが、身体の根本から整えることで改善の可能性は十分にあります。

薬以外の選択肢を探している方、慢性的な症状に苦しんでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。

※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。

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