PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)は、
日本語では「心的外傷後ストレス障害」と呼ばれます。
事故や災害、暴力、病気、いじめなど、
大きな心の傷となる体験をきっかけに発症することが多く、
心と体に長く影響を与える状態です。
一度体験した強いショックが頭や体に刻み込まれ、
日常生活の中でその記憶がよみがえったり、
体の緊張が続いたりするのが特徴です。
PTSDの主な症状
PTSDにはいくつかの典型的な症状があります。
フラッシュバック
突然、過去のつらい体験が映像や感覚としてよみがえり、
当時と同じ恐怖や不安を感じる。
回避行動
思い出すのがつらいため、
関連する場所や人、話題を避けてしまう。
過覚醒
ちょっとした物音にも敏感になったり、
常に緊張して眠れなかったりする。
気分の落ち込み
無力感、怒り、自己否定感が強まり、
うつ状態に似た心境になる。
これらの症状は一時的なストレス反応とは異なり、
数か月以上続き、日常生活や人間関係に
大きな支障をきたすことがあります。
PTSDが体に与える影響
心の問題と思われがちなPTSDですが、
実は体にも大きな負担をかけています。
常に交感神経が優位になり、
リラックスできない状態が続くため、
慢性的な肩こり・腰痛
呼吸が浅くなる
胃腸の不調
慢性疲労や睡眠障害
など、身体症状として表れることも少なくありません。
つまり、PTSDは「心」と「体」が
密接に結びついた問題なのです。
放置してしまうリスク
PTSDを放置してしまうと、
心身へのダメージがさらに強まり、
うつ病や依存症、対人関係の悪化など
二次的な問題へとつながってしまう可能性があります。
また、体の不調が積み重なり、
自律神経の乱れが慢性化してしまうこともあります。
「時間が経てば自然に治るだろう」と思っていても、
実際には長期間苦しみ続ける方も多いのが
PTSDの怖いところです。
回復のためにできること
PTSDからの回復には、専門的なサポートが欠かせません。
精神科・心療内科でのカウンセリングや認知行動療法、
必要に応じた薬物療法などが行われます。
加えて、体からアプローチする方法も有効です。
心と体はつながっているため、
整体や呼吸法、リラクゼーションを取り入れることで、
自律神経が整いやすくなり、
安心感を取り戻しやすくなります。
当院の考え方
鶴橋の「S.K.カイロワールド」では、
自律神経へのアプローチを大切にしています。
施術を受けた方からは、
「呼吸が深くなった」
「体の緊張がゆるんで気持ちが落ち着いた」
「眠りやすくなった」
といった声をいただいています。
PTSDの回復を目指すうえで、
体を安心させることはとても大切なプロセスです。
まとめ
PTSDは決して「心が弱いから」なるものではなく、
誰にでも起こり得る自然な反応です。
大切なのは、苦しみを抱え込まず、
適切なサポートを受けながら
少しずつ心と体を安心させていくことです。
もし「過去の体験が忘れられない」
「体の緊張が続く」と感じている方は、
一人で我慢せずに専門機関や安心できる場所に
相談してください。
小さな一歩が、大きな回復につながります。
👉 心と体の安心を取り戻したい方は、
どうぞご相談ください。
お電話ありがとうございます、
S.K.カイロワールドでございます。