自律神経失調、病院でなかなか改善しない理由とは?

近年、「自律神経の乱れ」という言葉を

よく耳にするようになりました。

 

現代社会のストレス過多な環境において、

この不調に悩まされている方は少なくありません。

 

しかし、病院で検査を受けても

「異常なし」と言われたり、

様々な科を巡ってもなかなか

改善しなかったりするのが、

自律神経失調症の厄介な点です。

 

このブログでは、

自律神経失調症によって

体に現れる症状

メンタルに現れる症状

そしてなぜ従来の医療では

改善が難しいのかについて

掘り下げていきます。

 

  1. 🌡️ 体に現れる多様なSOS(身体症状)

自律神経は、交感神経(活動・緊張モード)と

副交感神経(休息・リラックスモード)の2つからなり、

私たちの意識とは無関係に、

心拍、呼吸、体温、消化、免疫など、

生命維持に必要な全ての機能を

コントロールしています。

 

このバランスが崩れると、

全身のあらゆる器官に不調が現れます。

 

自律神経失調症の代表的な身体症状

循環器系の不調:

動悸、息切れ、胸の圧迫感、

立ちくらみ、血圧の変動

 

消化器系の不調:

胃の不快感(胃もたれ、痛み)、

吐き気、食欲不振、

便秘や下痢(過敏性腸症候群のような症状)

 

全身の不調:

慢性的な疲労感、倦怠感、

微熱、頭痛(特に緊張型頭痛)、

めまい、耳鳴り、冷え性、ほてり

 

睡眠の不調:

なかなか寝付けない(入眠障害)、

夜中に目が覚める(中途覚醒)、熟睡感がない

 

感覚器の不調:

目の疲れ(眼精疲労)、

ドライアイ、口の渇き(ドライマウス)

 

その他:

肩こり・首こり、手足のしびれ、異常な発汗

 

これらの症状は、日替わりで現れたり、

複数の症状が同時に起きたりするのが特徴です。

 

  1. 🌧️ 心に影を落とす不調(精神症状)

自律神経は、脳の感情や

思考を司る部分とも深く関連しています。

 

そのため、自律神経が乱れると、

体だけでなく心にも大きな影響を及ぼします。

 

自律神経失調症の代表的な精神症状

感情の不安定さ:

イライラしやすい、怒りっぽい、

急に不安になる、理由もなく涙が出る

 

意欲・集中力の低下:

何事にもやる気が出ない(無気力)、

集中力が続かない

 

強い不安感:

将来への漠然とした不安、

人前での緊張が強い(社交不安)

 

抑うつ的な気分:

気分の落ち込み、悲観的になる、

楽しかったことが楽しめない

 

これらの精神症状は、

うつ病や不安障害と非常に似ており、

自律神経失調症が長期化し心身が疲弊した結果として、

本格的な抑うつ状態へ移行するリスクを

示していることもあります。

 

  1. 📉 お医者さんでなかなか改善しない理由

医療機関を訪れても、

自律神経失調症が根本的に改善しないケースが

多いのはなぜでしょうか。

 

理由1: 検査では「異常なし」となること

自律神経失調症の症状は、

あくまで「自律神経の機能的な問題」であり、

臓器そのものに炎症や損傷といった

「器質的な問題」が起きているわけではありません。

 

一般的な医学検査は器質的な異常を

見つけることに特化しているため、

自律神経の機能的な乱れは捉えられず、

「異常なし」と判断されてしまうのです。

 

理由2: 対症療法が中心になりがちなこと

病院での治療は、頭痛に痛み止め、動悸に精神安定剤、

といった現れている症状を一時的に和らげる

対症療法が中心になりがちです。

 

自律神経失調症の根本原因である

過度なストレスや生活習慣の乱れが解決されない限り、

薬をやめると症状がぶり返すという

いたちごっこになりやすいのです。

 

理由3: 身体の「ゆがみ」が見過ごされること

自律神経は、脳から背骨を通って

全身に張り巡らされています。

 

特に首の骨(頚椎)の周りには、

自律神経の束が集中しています。

 

慢性的な姿勢の悪さやストレスによる緊張で、

首や背骨にゆがみや強い筋肉の緊張が生じると、

その刺激が自律神経に悪影響を与え、

乱れを引き起こします。

 

この構造的な問題が、

従来の医療では見過ごされがちなのです。

 

  1. ✨ S.K.カイロワールドが着目する根本原因

S.K.カイロワールドでは、

自律神経失調症の根本原因を

「脳から体への神経伝達の滞り」と捉え、

特に自律神経のバランスを司る部分へアプローチします。

 

① 脳と自律神経の司令塔へのアプローチ

自律神経は、脳の視床下部という部分が

司令塔となってコントロールしています。

 

当院では、まずストレスや疲労によって

興奮しすぎた脳の働きを落ち着かせ、

司令塔の機能が正常に戻るよう促すための施術を行います。

 

② 頚椎(首の骨)の専門的な調整

自律神経のバランスが最も乱れやすい場所の一つが、

首の骨(頚椎)です。

 

特に、頭蓋骨と首の骨の境目、

そして上部頚椎の微妙なゆがみや緊張は、

自律神経を強く圧迫し、

全身の不調の引き金になります。

 

S.K.カイロワールドでは、

この上部頚椎に対して、

負担をかけずにソフトかつ精密な施術を行います。

 

神経伝達を妨げている

骨格のゆがみを整えることで、

自律神経の興奮が鎮まり、

本来持っている自然治癒力が

働き始めることを目指します。

 

③ 生活習慣の指導による再発予防

施術で神経伝達が改善しても、

乱れた生活習慣やストレス環境が変わらなければ、

症状は再発してしまいます。

 

当院では、患者様一人ひとりの

ライフスタイルを詳細にヒアリングし、

睡眠、食事、姿勢、ストレス対処法に至るまで

具体的なアドバイスを行います。

 

施術と生活指導を両輪で進めることで、

根本的な体質改善と症状の出にくい体づくりを

サポートしています。

 

自律神経失調症は、

あなたの心と体が「もう限界だ」

と訴えているサインです。

 

そのサインを無視せず、

体の構造と機能の両面から

アプローチすることが、

回復への最も重要な鍵となります。

自律神経失調について詳しくはこちら

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