ぎっくり腰で病院に行っても良くならない本当の理由とは?

「突然、腰が動かなくなった」

「立ち上がれないほどの激痛が走った」

 

ぎっくり腰になると、

多くの方が不安になり、

まず病院を受診されます。

レントゲンやMRIを撮り、

「骨に異常はありません」

「安静にしてください」と言われ、

痛み止めや湿布を処方された

経験がある方も多いのではないでしょうか。

 

しかし数日、数週間経っても

・痛みが引かない

・またすぐ再発する

・動くのが怖くなった

そんな声が後を絶ちません。

 

ではなぜ、病院に行っても

良くならないケースが多いのでしょうか。

 

病院での処置が“間違っている”わけではない

まず大切なのは、

病院の対応自体が間違いという

わけではありません。

 

病院の役割は、骨折・腫瘍

・感染症・内臓疾患などの

重大な異常を見逃さないことです。

 

そのため、

・画像検査

・炎症を抑える薬

・一時的な安静

といった対応が中心になります。

 

これは「命を守る医療」として非常に重要な役割です。

 

ただし、ここにぎっくり腰が

改善しない大きな理由が隠れています。

 

ぎっくり腰の本当の原因は「画像に写らない」

ぎっくり腰の多くは、

・筋肉や筋膜の過緊張

・背骨や骨盤のわずかな歪み

・関節の動きの悪さ

・自律神経の乱れ

といったレントゲンやMRIには

写らない問題が重なって起こります。

 

つまり、

「骨に異常がない=問題がない」

ではないのです。

 

痛み止めで一時的に楽になっても、

根本の歪みや体の使い方が変わらなければ、

痛みはぶり返します。

 

安静にしすぎることが回復を遅らせることも

「とにかく安静に」と言われ、

必要以上に動かず、

怖くて体を固めてしまう方も少なくありません。

 

しかし、過度な安静は

・血流の低下

・筋肉の硬直

・回復力の低下

を招き、結果的に治りを

遅くしてしまうことがあります。

 

体は本来、正しく動かすことで

回復する力を持っています。

 

繰り返すぎっくり腰の共通点

何度もぎっくり腰を繰り返す方には共通点があります。

 

・姿勢のクセ

・長時間の同じ姿勢

・ストレス過多

・呼吸が浅い

・疲労が抜けきっていない

 

これらが積み重なり、

「ある日、限界を超えた瞬間」に

ぎっくり腰として表に出るのです。

 

痛みは“結果”であって、“原因”ではありません。

 

根本改善に必要なのは「体全体を見る視点」

ぎっくり腰を本当に改善するためには、

・腰だけを見る

・痛いところだけを触る

のでは不十分です。

 

背骨全体のバランス

骨盤の動き

呼吸の深さ

自律神経の状態

 

こうした体全体のつながりを

見ていくことが重要になります。

 

痛みが出た理由を体から読み取り、

回復しやすい状態へ整えていくことで、

再発しにくい体へ変わっていきます。

 

ぎっくり腰は「体からの大切なサイン」

ぎっくり腰は、

「もう無理をしないで」

「体の使い方を見直して」

という体からのサインでもあります。

 

そのサインを痛み止めだけで抑え続けると、

次はより強い症状として現れることもあります。

 

つらい腰痛を繰り返さないために

 

・病院に行っても良くならなかった

・毎年ぎっくり腰を起こしている

・腰に不安を抱えながら生活している

 

そんな方こそ、根本から体を

見直す視点を持つことが大切です。

 

ぎっくり腰は、正しく向き合えば

「繰り返さない体」を目指せます。

 

今の痛みだけでなく、

これから先の体のために、

一度ご自身の体と向き合ってみてください。

S.K.カイロワールド