腰が痛くて仕事をする時など
コルセットしている方も多いと思います。
コルセットは腰を保護してくれて安心ですが、
コルセットをし過ぎると悪影響が出てきます。
今回はコルセットによる、肉体的、精神的な影響について
お話しさせていただきます。
肉体への影響
①筋力の低下
・コルセットが腰を支えすぎることで、
本来働くべき腰や腹筋の筋肉が使われなくなり、
筋力が低下します。
・これにより、コルセットを外したときに
腰がさらに不安定になり、
痛みが悪化することがあります。
②血流の悪化
・腰回りを締めつけることで
血流が滞りやすくなります。
・血流が悪くなると、
筋肉のこわばりや冷えが起こり、
かえって腰痛が悪化することもあります。
③姿勢の悪化
・コルセットに頼りすぎることで、
自分で正しい姿勢を維持する意識が低下します。
・結果的に、コルセットなしでは姿勢が崩れ、
腰に余計な負担がかかるようになります。
④関節が固くなる
・コルセットを長期間つけ続けると、
腰の可動域が狭まり、
関節が固くなることがあります。
精神的な影響
①依存心が強くなる
・「コルセットがないと不安」という心理状態になりやすく、
痛みが軽減しても外せなくなります。
・実際の痛みよりも大きく感じてしまい、
ストレスが溜まります。
②運動や活動の低下
・コルセットをつけたまま動くと
「腰を守ろう!」という意識が強くなり、
運動や活動を避けるようになります。
・動かないことで筋力低下や血行不良が進み、
さらに腰痛が悪化する悪循環に陥ります。
正しいコルセットの使い方
①長時間の使用は避ける。
・強い痛みのある時のみに使用すること。
・目安として1日4~6時間以内にする。
・長時間着けるときはこまめに外すこと。
②筋トレと併用する
・腹筋や背筋、腸腰筋といった筋肉を鍛える。
・痛くない範囲でヨガやストレッチを行い
柔軟性をつける。
③痛みが軽減したら徐々に外す
・「今日は家の中では外してみる」
「短時間ならコルセットなしで動く」など、
少しずつ慣らしていくこと。
まとめ
・コルセットは正しく使えば腰痛を和らげるのに役立ちますが、
長期間の使用は筋力低下や依存を引き起こし、
逆に腰痛を悪化させることがあります。
痛みが和らいできたら、
筋トレやストレッチと並行して少しずつ外すのが理想的です。
お電話ありがとうございます、
S.K.カイロワールドでございます。