当院の患者様で、胃痛と偏頭痛で来られている方がおられるのですが、
仕事が忙しく夜9時に帰宅して10時に夕食、
夕食後ストレスとがんばった自分へのご褒美として
ポテチをひと袋食べているそうです。
実は、内臓の働きと頭痛の間には
密接な関係があることをご存知でしょうか。
今回は、内臓の機能低下が頭痛に
どのように影響するのかお話しさせていただきます。
内臓の働きが頭痛を起すメカニズム
①自律神経の乱れ
内臓の機能低下は、自律神経の乱れを招きます。
内臓の不調で自律神経のバランスが崩れると、
血管の収縮や拡張が適切に行われなくなり、
結果として頭痛が生じることがあります。
②消化器系の不調
胃腸の不調と片頭痛には関連性があることが研究で示されています。
特に、胃腸疾患の数が多い患者ほど
片頭痛の発症リスクが高まることが報告されています。
③脳と腸の関係
「脳腸相関」という概念があります。
これは、心理的または身体的なストレスが
消化管運動の障害や内臓知覚過敏を引き起こし、
それが脳と腸の間で相互に影響し合うことを指します。
この相関関係により、消化器症状だけでなく、
頭痛、めまい、不安、うつ症状などが生じることがあります。
④内臓の冷え
冷たい飲食物の摂取により、胃腸の粘膜が冷やされると、
血流が頭部に急激に上昇し、頭痛を引き起こすことがあります。
これは、胃腸粘膜の冷えが原因で起こる頭痛の一例です。
頭痛を予防するために
①バランスの良い食事
②適度な運動
③ストレスの管理
④十分な睡眠
⑤規則正しい生活など。
内臓の働きと頭痛には密接な関係があります。
日常生活において、内臓の健康を保つことは、
頭痛の予防や軽減につながる可能性があります。
バランスの良い食事、適度な運動、
ストレスの管理などを心掛け、内臓の機能を良好に保つことが重要です。
日頃から内臓の健康に気を配り、頭痛の予防と改善に努めてください。
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S.K.カイロワールドでございます。